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GUIDE / 空室をどう埋めるか

空室対策に外国人受け入れ
賃貸管理会社の説明・連絡体制を確認

公開日:2026年10月17日 更新日:2026年10月17日 Lincloud Owners 編集部(宅地建物取引士)

外国人の受け入れを検討するときは、仲介担当に地域の問い合わせ状況を聞きます。管理会社には、契約説明から入居後までの対応範囲を確認します。この記事の範囲は賃貸オーナー向けの説明・連絡体制の確認で、分譲マンションの管理組合・入居者向けは対象外です。

この記事の結論
結論
地域の問い合わせ記録と、管理会社の対応範囲を照合します。不足する準備の担当と完了予定を確認し、募集条件を決めます。
募集前にそろえる情報
  • 地域の問い合わせと、案内・契約に進めなかった理由
  • 契約説明の資料、対応言語、通訳の手配主体と費用負担
  • 入居時の理解確認、入居後の受付時間と緊急時の引継ぎ先
回答の残し方

「対応できます」という回答には、担当・言語・時間・対象業務を添えてもらいます。確認中の項目には、回答する担当と確認期限を記入します。

01地域の問い合わせと受け入れの課題を確かめる

地域の問い合わせと案内できなかった理由を整理する図

問い合わせと未成約の理由を担当者に聞く

まず仲介・管理担当に、地域でどのような問い合わせがあるか聞きます。個人が特定されない情報で希望条件を確認し、募集する部屋の間取りや入居可能時期と照合します。

未成約の理由は、言語の問題だけとは限りません。賃料や設備などの条件が合わなかったのか、説明の準備が整わなかったのかを分けて聞きます。

確認すること担当者への質問例記録する内容
地域の問い合わせどのような希望条件の問い合わせがありますか対象地域・集計期間・希望条件
案内前の課題案内に進めなかった理由は何ですか募集条件の不一致と説明体制の不足
契約前の課題説明や連絡で準備が必要だった点はありますか確認できた理由と、理由が不明な部分

回答を受けたら、記録で確認できる事実と担当者の印象を分けて記入します。記録がない項目は「不明」とし、次の募集で問い合わせ理由を残すよう依頼します。

言語などの課題と必要な準備を分ける

対応言語が足りず案内できなかった場合は、通訳を手配できるか確かめます。条件の不一致であれば、説明体制の整備とは分けて募集内容を検討します。

課題ごとに、準備する資料と担当者、完了予定を一覧にします。仲介担当と管理会社の双方に送り、募集開始までに対応できる項目を回答してもらいます。

募集依頼の進め方は、賃貸の客付けを依頼するときの確認事項で整理しています。ここでは受け入れに必要な説明・連絡体制に絞ります。

この記事の質問案と確認表は、編集部の実務提案です。受け入れによる成約増加を示す資料ではなく、国籍による評価や理解度の判断にも使いません。

02契約説明の言語と通訳の担当範囲を確認する

契約説明の資料と通訳の手配範囲を確認する図

説明資料と対応できる言語を確認する

「外国語対応」の対象業務は、会社や契約によります。募集の問い合わせ、契約説明、入居後の受付を分け、対応できる言語を聞きます。

説明資料は、どの書類に外国語の補助資料があるか確かめます。書類の翻訳があることと、本人からの質問にその言語で答えられることは分けて確認します。

説明担当と通訳担当が異なる場合は、それぞれの役割を回答してもらいます。通訳担当が判断できない質問を受けた際に、契約内容を確認して回答する担当も決めます。

国交省の標準書式の頭書(3)は、管理業務の内容・実施方法と再委託項目の記載欄です。頭書(9)は、入居者へ周知する内容と方法の記載欄です。

標準書式は、外国語対応が標準で含まれる根拠にはなりません。実際の管理委託契約書と照合し、依頼する言語対応の対象業務と周知方法を管理会社に確認します。

通訳の手配主体と費用負担を確認する

通訳を利用する場合は、誰が依頼し、日程を調整するか確認します。契約説明の当日だけでなく、事前の質問や説明後の確認も対象になるか聞きます。

費用は、手配する人と負担する人を分けて確認します。追加の説明が必要になった場合も含め、見積りや承認を誰に求めるか決めておきます。

確認項目管理会社の回答未確認事項
説明資料と対応言語対象書類・言語・説明担当を記入未翻訳の資料と質問への回答方法
通訳の手配依頼主体・調整担当・対応方法を記入予約の必要性と手配できない場合の扱い
費用負担負担者・対象業務・承認方法を記入追加説明や日程変更時の扱い
説明後の質問受付担当・対応言語・受付時間を記入通訳終了後の連絡先と引継ぎ方法

この表を管理会社に送り、回答欄への記入を依頼します。空欄が残った項目は対応可能と扱わず、確認先と回答予定を追記して返してもらいます。

保証に関する説明範囲も、契約説明の担当に確かめます。保証の基本事項はオーナー向けの家賃保証会社の確認事項を参照してください。

管理委託契約書全般は、管理委託契約書の確認で扱います。回答と契約書の記載が一致しない場合は、該当箇所を示して管理会社に説明を求めます。

03入居時の案内は本人の理解を確認する

設備の使い方を図解で伝え本人の理解を確認する図

希望する説明言語と伝え方を確認する

入居時の案内は、本人が希望する説明言語を確認するところから始めます。国籍だけで日本語の理解度や、必要な説明の量を決めつけないようにします。

会話では分かっても、書面の表現には補足が必要な場合があります。管理会社には、口頭・文章・図解など、本人が理解しやすい方法を尋ねてもらいます。

案内を別の担当に任せる場合は、希望言語と使用する資料を引き継いでもらいます。貸主は、説明担当と質問の受付先が決まっているかを確認します。

設備の使い方と連絡方法を一緒に確かめる

設備の使い方は、実際の操作箇所と図解を照らして説明する方法があります。貸主は管理会社に、設置設備に合う資料を準備できるか確認します。

故障時の案内では、本人と一緒に資料の連絡先を確認するよう依頼します。連絡時に伝える内容も、部屋番号や設備名を例に説明してもらいます。

案内する内容理解を確認する例管理側に残す記録
設備の操作図と操作箇所を照らしてもらう説明した設備と補足が必要な点
故障時の連絡先案内資料の連絡先を示してもらう渡した窓口情報と案内方法
連絡時に伝える内容部屋番号・設備名・状態を確認してもらう説明した内容と再説明する担当

確認の目的は、説明の不足を見つけて補うことです。分からない点があれば、図解を加えるなど伝え方を変え、再説明する担当を決めます。

説明を終えた項目と、後日の確認が必要な項目は分けて残します。貸主への報告には、未完了の案内内容と追加で準備する資料を記載してもらいます。

資料を渡した記録だけで、理解まで確認できたとは扱いません。本人が迷った箇所を記録し、案内資料の修正や再説明につなげます。

04入居後の受付時間と緊急時の引継ぎを決める

入居後の受付時間と緊急連絡の引継ぎ先を示す図

設備故障の受付担当と言語・時間を確認する

契約時に通訳を利用できても、入居後の受付は別の体制の場合があります。設備故障の連絡を誰が受け、どの言語と方法で対応するか確認します。

電話と文章で対応範囲が違う場合は、それぞれの受付時間を聞きます。受け付ける時間と、内容を確認して返答する時間も分けて記入します。

受付後に修繕担当へ引き継ぐ場合は、故障状況を誰が伝えるか確かめます。入居者への聞き直しや訪問調整で通訳が必要な場合も、手配する担当を決めます。

一般的な業務範囲は、入居者からの連絡対応で確認できます。ここでは、言語と時間によって担当が変わる部分を対応表に記入します。

時間外の引継ぎ先と未対応事項を残す

時間外窓口がある場合は、外国語で受け付けられる内容を聞きます。受付後の内容確認や現地対応の手配まで依頼できるか、業務ごとに回答してもらいます。

緊急時に引き継ぐ情報は、部屋番号や故障状況などを例に担当者と決めます。貸主へ連絡する場面と、連絡がつかない場合の手配・承認の扱いも契約で確認します。

場面決めておくこと引継ぎの記録
通常の受付担当窓口・言語・方法・受付時間受け付けた内容と回答担当
時間外の連絡一次受付の範囲と次の連絡先引継ぎ先・引継ぎ状況・未回答事項
継続する対応入居者への返答担当と貸主への報告方法対応済みの内容と次に確認する事項

確認結果は、募集・契約説明・入居時・入居後の窓口を記した対応表にまとめます。仲介担当と管理会社に共有し、引継ぎ先の連絡先に誤りがないか確認してもらいます。

対応できない業務があれば、外部の通訳などを手配できるか相談します。代わりの担当が決まったら、依頼範囲と費用負担を対応表に追記します。

募集案内には、確認済みの対応範囲を記載します。準備中の対応を実施できると案内しないよう、掲載前に仲介担当と文面を確認します。

窓口や委託先が変わったときは、更新担当が対応表と入居者向け案内を修正します。変更した連絡先や受付時間は、契約で定めた周知方法に沿って入居者へ伝えます。

05当社でできること・できないこと

できること

  • 募集前に確認する説明・連絡体制の項目を整理する
  • 管理会社の回答と未確認事項を分け、必要な準備を相談する
  • 管理をお引き受けする(全国/管理料は月額賃料の5%・税別・最低管理料なし)

できないこと

  • 現地・室内を見ずに、実際の賃料を確定させること
  • 空室が必ず埋まると保証すること
  • あらゆる言語で常時対応すること
実際にお渡ししているレポートを、そのまま公開しています
架空の物件でお作りしたものを、原寸で全部お見せしています。空室の損失、賃料の位置、修繕の回収期間、売却の目安まで、A3一枚に入っています。

賃料を下げる前に、空室の損失と募集の入口を確認できます

お預かりした物件情報をもとに、いま何が起きているか、どこまで手を入れるべきか、持ち続けるか売るかまで整理して、A3一枚にしてお送りします。費用はかかりません。

LINEで管理の相談 管理のご依頼をいただかなくても構いません。対応エリアは全国です。区分マンション・戸建ては全国どこでもご相談いただけます。一棟は清掃・巡回・修繕の手配先を組んでから管理を開始します。
この記事について
根拠資料:国土交通省「賃貸住宅標準管理受託契約書」の頭書(3)(9)。管理業務の範囲・実施方法と、入居者への周知内容・方法の記載欄を参照しています。外国語対応に関する質問案と確認表は、この書式を参考にした編集部の実務提案です。外国語対応が標準で含まれることや、受け入れによる成約増加を裏付ける資料ではありません。業務の範囲・報酬・報告の頻度は管理委託契約書によって異なります。実際の判断はご自身の契約書をご確認ください