CB(コンクリートブロック造)とは、コンクリートブロックを積み上げてつくられた建物の構造のことで、補強CBとも呼ばれます。コンクリートブロックの内部には空洞があり、そこに鉄筋を通した後、さらにモルタルなどを使って補強することで強度を確保します。ブロックを積み上げただけではすぐに倒壊してしまいますが、このように補強したCBは強固で耐震性・耐火性に優れています。一方で防湿性が悪く、一度建てると増改築がしにくいなどのデメリットもあります。一戸建てやマンションなどの大きな建物に使われることはあまりなく、プレハブなどの小規模な建物、塀などに使われることがほとんどです。ただしCBの独特なデザイン性を生かした建物も少数ですが存在します。建築用のコンクリートブロックは、日本工業規格(JIS)において、密度・強度によってA種、B種、C種の3つにわかれています。