高さ制限とは、その土地に建てられる建物の高さの上限を制限するものです。建物の高さ制限には、以下の3種類があります。
●用途地域や高度地区など、都市計画によって高さの上限値が決められているもの(絶対高さの制限)
●道路や隣地の日照、採光、通風などの環境を確保するため、建物の各部分の高さを制限したもの(斜線制限)
●建築物によって、隣地などに一定時間以上続けて影を生じないように、その高さを規制したもの(日影規制)
たとえば、第一種・第二種低層住居専用地域内では、10メートルまたは12メートルの絶対高さの制限があります。また、道路に面して建っているマンションなどは高層階が斜めになっている場合がありますが、これは道路斜線制限のためです。このように立地や前面道路の条件、あるいは地方公共団体の条例などによっても、建物の高さの制限は変わってきます。