防蟻処理(ぼうぎしょり)

防蟻(ぼうぎ)処理とは、建築物の土台や柱など、シロアリによる被害を予防するために行う処理のことです。建築基準法では、構造耐力上主要な部分である柱や筋かい、土台地面から1m以内の部分は、必要に応じて防蟻処理を行うことが建築基準法で義務付けられています。防蟻処理の方法には、土壌処理や木部処理、ベイト工法といった種類があります。土壌処理はシロアリの侵入経路になりやすい土壌に薬剤を散布して、防蟻層とする方法です。木部処理は地表1mまで木材の建材に薬剤の塗布や散布、注入を行います。ベイト工法は駆除剤を混入したエサをまいて巣に持ち帰らせて、死滅させる方法です。防蟻処理は永久に効果が続くものではなく、耐用年数は5年〜10年程度です。

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