都市ガスとは、道路の下に張り巡らされた導管を通じて供給されているガスのことをいいます。主に人口密度の高い都市部で利用されていることから、「都市ガス」と呼ばれています。都市ガスに対してよく比較されるのが“プロパンガス(LPガス)”であり、こちらは容器(ボンベ)を使って配送することでガスを供給しています。またガスの成分もそれぞれ違っており、都市ガスはメタンを主成分とした天然ガスもしくは液化天然ガスが使われていますが、LPガスはプロパンやブタンを主成分とした液化石油ガスが使われています。都市ガスとLPガスは原料が違うことから、それぞれに合った器具を使う必要があります。都市ガスはもともと政府の認可が必要な規制料金でしたが、2017年4月に市場が自由化されたことで、各会社が自由な料金を設定するようになりました。