建物に必要なだけ耐力壁が使われていても、バランス良く配置しなければ安全は確保できません。そこで各階をタテ・ヨコ両方向を1/4ごとに区切り、それぞれの両端となる4つの部分に必要な耐力壁のバランスを確認します。その検証方法を「軸組配置の1/4分割法」といいます。具体的な検証方法以下の通りとなります。
・両端の1/4スペース内にある壁量の合計を求めるます
・充足率=存在壁量÷(1/4のスペースで求められる必要壁量※壁倍率1.0とします。)を求めます。このとき、タテ・ヨコそれぞれの充足率が1.0以上ならば基準値をクリア。以下の壁量比のチェックは不要となります。
・「右端の充足率÷左端の充足率」、「左端の充足率÷右端の充足率」で壁量比をそれぞれ計算し、ともに0.5以上であるかどうかを検証します。