越し屋根(こしやね)

通風や採光を目的として、切妻屋根の大棟部分に設置される小さな屋根のことをいいます。群馬県や長野県の養蚕農家などで多く見られる造りです。越し屋根部分を風が通過することで、下の室内空間が負圧になり、室内の空気が引き上げられることで室内が換気されます。天井を張らずに、小屋裏の梁をそのまま現わしとすることが多く、室内から見上げると構造がはっきりと分かります。「腰屋根」と表記される場合もあります。

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