継手とは、2つ以上の部材を同一方向に継ぐ方法、またはその接合部のことです。
L字型など別方向に繋ぐ場合は、仕口といいます。伝統的な日本家屋の梁などに使われてきた継手ですが、現在は、強度が弱くなるなどの理由から、なるべく行わない方が良いとされます。行う場合は、強度基準をクリアするために金物が必要となります。
なお木材以外で継手が使われる例として、一戸建ての基礎に入れる鉄筋があります。一般的な鉄筋の長さは5.5mのため、それ以上長い基礎なら、鉄筋同士を重ねる手法で行われます。木材の継手と同様に強度を確保するため、重ねる長さが決められています。