給水方式(きゅうすいほうしき)

水道の配水管から一般家庭へ給水する仕組みを給水装置といい、給水方式には3つの方法があります。
「直圧直結給水方式」一戸建て家屋での給水方式で、水道本管から直接送り込みます。
「増圧直結給水方式」給水管に増圧ポンプ、逆流防止用機器等から構成される増圧給水設備を設置し、直接、中高層へ給水する方式です。最近では中層マンションで採用するところが増えています。場所を取らず、浄水場の水がそのまま送られます。増圧給水設備は年1回の定期点検が必要です。
「受水タンク方式」水道本管から引き込んだ水を受水タンクにため、ポンプで高置タンク(高架水槽)に押し上げ、落下する勢いで給水する方式です。中高層以上のビルやマンションでは、おもにこの方式が採用されています。受水タンク方式の管理は建物所有者の責任で、タンクの定期的な清掃や点検が必要です。また、受水タンクの容量が10立方メートルを超える場合には簡易専用水道としての規制を受けるため、定期清掃、指定機関による検査などが義務づけられています。

Fudousan Plugin Ver.6.4.0