着工(ちゃっこう)とは、工事を始めることを指します。反対に工事を終えることは竣工(しゅんこう)といいます。家を建てるときは、着工までに建築確認済証を受け取る必要があります。また、建築会社によっては着工時に料金を支払わなければならないケースもあることから、どの工事が始まったら着工なのかを把握しておくことが大切です。建築基準法においては、くい打ちや地盤改良、山留め、根切りなどの工事を行う時点で着工と見なされます。反対に、地盤調査や仮囲いの設置、資材の搬入などは着工として扱われません。なお似た言葉として着手(ちゃくしゅ)がありますが、これは何かに手をつけるという意味の一般的な言葉であり、建築基準法で厳密に定義されている着工とは区別して使われます。