活断層(かつだんそう)

活断層とは、新生代第4紀(後半)に繰り返し活動し、今後活動する可能性があるとみなされる断層のことです。
直下型地震では、地下の断層運動によって岩盤にズレが生じ、それが地表面にまで現れることがあります。このとき、地下で地震を発生させた断層を「震源断層」、地表に表れた断層を「地表断層」といいます。
活断層は地震活動の予知に重要とされ、活断層研究が進められていますが、どの範囲を活断層と呼ぶかについて研究者間で見解の一致ができておらず、また、地表に活断層が表れていない場所でも大規模な地震発生の可能性が指摘されている場合もあります。活断層は、地震予知における重要な観察対象のひとつですが、活断層からストレートに地震予測できるものではありません。

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