住宅などの建築物を支える骨組みのことです。
日本の一般的な住宅構造でいうと、木造の在来工法は柱と梁で構成する軸組構造、そして1970年代に日本に入ってきた2×4(ツーバイフォー)工法は壁で支える構造といえます。建築物は、建物自体の重さである自重、室内に設置する家具などの積載荷重、積雪、風圧力、水圧、地震その他の振動や衝撃などの外力に対して安全性が保てるよう建築基準法で定められた規定に適合しなければなりません。そのためには、柱・梁・壁・床等を有効に配置し、構造部材には変形や震動が生じないように剛性を、瞬間的な破壊が生じないよう靭性を持たせる必要があります。