日本では戦後、高度経済成長期の木材需要に対応するため、森林での天然木の伐採が大規模に行われました。伐採地では杉などが大量に植林されましたが、近年では安価な外国からの輸入材に押され、国産の木材が売れなくなっています。そのため林業では収入減、人口減となり、植林地での間伐・間引きなどの手入れが行き届かなくなり荒廃した森林が多く見受けられます。世界規模では樹木の伐採により森林が消滅していることが問題となっていますが、日本の場合は植林後の手入れの行き届かない荒廃した状況が森林問題として深刻な状況を生み出しています。