未線引き(みせんびき)

未線引きとは、未だ線引きがなされていないことをいいます。
線引きとは、都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域に分けることをいいます。
2000年までは都市計画区域は原則として線引きが行われることになっていたので、線引きがされていないことを指して未線引きといわれていました。しかし、2000年の都市計画法の改正によって、線引きをするかどうかは都道府県の選択に委ねられ、必ずしも線引きがなされるとは限らなくなりました。
したがって、現在では未線引きという言葉の代わりに、線引きされていないという意味で、非線引きという言葉が使われています。非線引き都市計画区域は、積極的に市街化を図るべき区域ではありませんが、開発許可基準は市街化区域と同じです。また、非線引き都市計画区域のうち用途地域の指定のない区域においては、「特定用途制限地域」を定めて、特定の用途の建築物の建設を制限できるようになりました。

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