木造枠組壁工法(もくぞうわくぐみかべこうほう)

床、壁、天井の6面で住宅を建設する工法・構造のことです。角材と合板でゆがみにくい構造である「面」をつくり、がっちり組み合わせた六面体の箱型を1単位として空間を構成します。断面サイズが2インチ×4インチ(1インチ=2.54センチメートル)の角材を使うことから「2×4(ツーバイフォー)工法」と呼ばれることが多い工法です。また、壁の枠組材を2インチ×6インチにするとより厚い断熱材が使えることから、壁に2×6材を用いて断熱性能を高める工法を、「2×6(ツーバイシックス)工法」と呼んでいます。これらの木造枠組壁工法は、面で重さを支える工法のため、地震や台風などで加わる縦や横からの力を1ヵ所に集中させることなく面全体に分散して受け止められることで、地震や台風にも強さを発揮し、気密・断熱性にも優れていると言われています。戦後、アメリカから入ってきた工法です。

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