施工監理とは、設計および施工計画どおりに行われているかチェックすることです。
施工監理は建物の建築中で、計画・設計・施工・維持管理の全過程に関与する重要な役割を担っています。
建築工事の実施に際して、施工計画や施工図を作成し、工事の工程・品質・安全などを管理します。監理者は、発注どおりに工事が行われていない場合には、施工者に是正させるとともに、雨漏りや漏水などのトラブルが生じないよう、原因となる工事内容が行われていないかなども確認します。施工監理は、通常、設計者またはその協力者が従事しますが、監理業者に委託する場合もあります。最近では、施工技術の高度化、専門化、多様化を背景に、施工監理技術の重要性が高まっています。
国土交通省では、「建築施工管理技師検定試験」を実施しており、施工管理技術士の資格は重要な国家資格となっています。