断熱補強(だんねつほきょう)

断熱補強とは、断熱材の途切れ目である熱橋(ヒートブリッジ)から、熱が逃げていくことを防ぐため、熱橋の周囲に断熱材を増し張りすることです。
熱橋とは、建物の中で、他と比べて熱の逃げやすい部分のことで、鉄筋コンクリート造では、躯体コンクリートが断熱材を貫通する部分がこれにあたります。
外の気温が低い場合、屋外の冷気がこの部分から屋内に侵入して、結露などの原因となります。これを防ぐため、内断熱の場合は、外壁に面した床スラブ、梁、柱、戸境壁などの室内側に、一定の範囲にわたって断熱材を張ります。これを折り返し断熱ともいいます。外断熱の場合は、基本的にパラペット(屋上の手すり壁)やバルコニーなど、外壁から突き出した部分を断熱補強します。

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