改築とは、これまでと同様の用途や構造、規模のものに建替えることです。建築基準法で厳密に定義されており、ほかの類似した言葉とは区別されています。床面積を増やすために建て増すことは増築、反対に減らすことは減築といいます。建物の構造部分を壊さずに何らかの改変・修理を行うことを改修といいますが、構造部分を一部でも壊すなら改築になります。改築は柱や壁、天井などの構造部分にも手を加えるため、あらかじめ役所に確認申請の手続きをしておかなければならない場合があります。一般的に、改築の際は最初にリフォーム会社に依頼して、必要な手続きなども相談しながらプランを決めていくことになります。建築確認が完了し、建築確認済証が交付された後にようやく本格的な改築が始まります。なお工事の後は提出した書類のとおりに改築が行われているかの検査も必要になります。