循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)

資源は有限であり、効率的な利用、さらに再利用、再生産を行なって、資源を持続可能な形で循環させながら利用していく、という考えに基づいた社会。平成12年に、日本における循環型社会の形成を推進する基本的な枠組みとして循環型社会形成推進基本法が制定されています。
住宅は、新築の際には大量の建材や資材を使用し、建て替えや解体では多くの廃材が生じるという課題がありました。それに対して、さまざまな対応が試みられています。ひとつの方向性として、住宅の長寿命化があげられます。長期にわたって安全かつ快適に住んでいくためのメンテナンスの充実、リフォームの活用。中古住宅の場合のリノベーションの実施なども長寿命化の一端といえます。また、地場産の木材を使用すれば輸送にかかるエネルギーを減らせます。建材としての利用が難しい小さな材も、家具材などに利用すれば廃材を減らせます。このように、住宅の場合も、循環型社会の実現に向けて、資源を有効に活用することが求められているのです。

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