学校選択制(がっこうせんたくせい)

学校選択制とは、地域ごとに学区制になっていた公立小中学校で、学区外の選択を可能にした制度です。
公立学校での学力低下や不登校問題などを背景に、教育のあり方が議論されていますが、学校選択制は教育改革の1つの試みです。2000年に東京都品川区で小学校を、翌年に中学校を選択制としたことを皮切りに、全国各地で同制度の採用が進んでいます。2004年に文部科学省が実施した調査では、制度の導入率は全国の小学校で8.8パーセント(検討5.8パーセント)、中学校で11.1パーセント(検討9.5パーセント)となっており、実際に学区外を選択した理由としては「家庭の事情やいじめ、不登校」が最も多いという結果が出ています。

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