増改築(ぞうかいちく)

増改築とは、増築工事と改築工事を合わせた言葉です。増築工事は、建築物の床面積を増やす工事です。改築工事は、建築基準法の定義によると、火災などによる災害で一部が消失した建築物や施主の都合で一部を解体した建築物を用途や規模、構造が以前と大きく変わらない形で建て直す工事になります。一般的には、間取り変更を伴う改修工事のうち、床面積を変えないものが増築工事にあたります。床面積が10m2を超える規模の増改築を行う場合には、自治体の建築主事や指定確認検査機関への建築確認申請の手続きが必要です。ただし、防火地域と準防火地域内に立地する建築物の増改築を行うケースでは、床面積の広さを問わず、建築確認申請を行う必要があります。増改築にあたっては、建築基準法や条例など法令による制限を受けます。

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