埋め込み式浴槽(うめこみしきよくそう)

一般的に、浴室の床面から浴槽の3分の1程度を埋め込んで設置する浴槽をさすことが多いです。浴槽の床面から浴槽エプロンなどの縁までの立ち上がりを、約35センチから約45センチ前後にすることで縁が低くなり、またぎやすく、入りやすいのが特徴です。「落とし込み浴槽」と呼ぶこともあります。ユニバーサルデザインとして新築住宅などで採用するケースが増え、リフォームなどの際には埋め込み式浴槽に変更することが多いと言われています。また、埋め込み式浴槽には床面と同じ高さまで埋め込んで設置するものもあり、空間に広がりが出ますが、銭湯や温泉宿の浴場のように、ある程度広さがないと石鹸の泡などが浴槽に入ってしまったり、浴槽の底と洗い場の段差が大きいため、高齢者や子どもが利用する際は、手摺りなどの補助器具を付けるなどの配慮が必要となります。

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