土間(どま)

屋内で、床を張らずに土足で歩くように作られたところを、土間といいます。
古い民家では、玄関と、履き物を脱いで上がる居室(床を張った屋内)との間に、土間がつくられていました。いわば戸外と屋内の中間的なところです。
土間は、三和土(たたき・漆喰を塗り固めた床)やコンクリート、タイルなどで仕上げたものもあれば、単に土を固めたものもあります。地面とほぼ同じ高さで、地面より高い位置にある居室とは区別され、主に台所や作業場として利用されてきました。現代住宅では、土間は玄関の一部になり、作業スペースとしての機能はなくなりました。

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