固定資産とは、すぐに現金化できるような“流動資産”とは反対に、すぐには現金化できず長期間にわたって所持・保有していく資産のことを指します。また資産である以上、一定の金額以上であることも条件になります。固定資産の例として挙げられるのは土地、建物、車、パソコンなどの形のあるもの(有形固定資産)や特許権、ソフトウェア、のれんなど形のないもの(無形固定資産)です。固定資産は、企業が法人税を支払ううえで重要な項目であり、不動産においても固定資産税を支払ううえで大切な要素となります。固定資産税を支払うときの固定資産に該当するのは、所有している土地と建物です。土地や建物の大きさ、構造、建材、設備などから固定資産税評価額が計算され、それに一定の率を掛けたものが固定資産税の支払額になります。