一般的には住宅の集合体をさします。 一カ所にまとめて建設するために計画的に開発した住宅。日本では、高度経済成長期の1955年に、中産階級に良質な住宅を供給する目的で「日本住宅公団」が設立され、公団住宅の建設がはじまりました。当時は珍しかった水洗トイレ、風呂、ベランダなどを取り入れたほか、ダイニングキッチンによる寝食の分離という当時の日本には斬新だったDKスタイルもこのときに初めて導入されています。高度成長期に建てられた公団住宅の多くは老朽化の時期を迎えるとともに、入居者の高齢化なども進みその対策が求められています。