公団住宅とは、日本住宅公団が建設して供給した集合住宅のことをいいます。日本住宅公団は現在、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と名称を変え、公団住宅は「UR賃貸住宅」などと呼ばれています。公団住宅を購入、または借りる場合のメリットは、住宅の販売価格や家賃が周辺の住宅と比べて低く設定されていることにあります。また、郊外型の規模の大きな公団住宅の中には敷地内に学校や医療機関、公園などが整備され、利便性がよく暮らしやすい環境のものもあります。賃貸の場合には入居時に必要となることの多い保証人や仲介手数料が不要であることもメリットです。一方、昭和40年以前に建設された公団住宅には、4階以上の建物でもエレベーターが設置されていなかったりするものもあります。また、契約の際に保証人が不要である代わりに、一定の収入または貯蓄が必要になります。