併用住宅とは、1つの建物の中で、居住用の部分と収益を上げるための業務用の部分が併存している住宅をいいます。居住用の部分と業務用の部分が区分され、独立して使用されるのが特徴です。併用住宅には、店舗併用住宅や事務所併用住宅、医院併用住宅のほか、賃貸住宅部分を設ける賃貸併用住宅といった種類があります。住宅ローンは居住用の部分しか利用できず、通常、店舗用や事務用、医院用の部分は事業ローンを利用することになります。賃貸併用住宅の場合は、居住用の部分の床面積が全体の床面積の2分の1以上あれば、全体に住宅ローンを利用できるのが一般的です。また、住宅ローン減税など住宅に関する制度の適用を受けるには、居住用の部分の床面積が全体の床面積の2分の1以上とされていることが多い点にも注意が必要です。