建物の断熱性能や、設備機器の利用でCO2排出削減の配慮をしたエコ住宅のことをいいます。「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づいて、認定制度がスタートされました。
低炭素住宅として認定されるには、断熱性を高めるなどの建物の省エネ仕様に加え、太陽光発電などを導入し現在の冷暖房などの一次エネルギーの消費量を、現行の省エネ基準と比較して10%以上低く抑えることが必要となります。エネルギーの低減のほかに、再生可能エネルギーを連携した蓄電池、緑化などによるヒートアイランド対策、住宅劣化対策、木造、高炉セメントなどのうち、2つ以上の設備や対策を採用していることも条件になります。
低炭素住宅に認定されると、住宅ローン減税などの優遇を受けることができます。さらに、光熱費などのランニングコストも抑えることができるので、家計にもやさしい住まいが実現できると言えます。