不動産小口化商品(ふどうさんこぐちかしょうひん)

不動産小口化商品とは、不動産の所有権を小口に分けて販売する金融商品です。
その中でも、一般的に「不動産小口化商品」というと、バブル期に登場した、共有持分権の信託方式に始まります。当時は1口1億円という単位で「小口化」された商品が投資家に販売されました。しかし土地神話全盛期には不動産の実物価値は省みられず、バブルの崩壊により、マネジメントしている不動産会社の倒産などもあり、投資家に多大な被害を及ぼしました。その後、1995年には投資家保護を目的に、「不動産特定共同事業法」が施行され、不動産小口化商品の販売は許可制となり、事業内容に関する情報公開も義務付けられました。以降、何度かの法改正をへて、現在では、大手不動産会社などを中心に不動産流動化の1つの方法として活用されています。

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