下宿とは、旅館業法における営業形態の一つであり、月極め単位の契約で部屋を間借りすることを指します。多くの場合、玄関や食堂、トイレ、風呂などは共同で、食事は大家もしくは管理人が準備します。下宿は主に学生に向けたものですが、同じく学生が住む学生寮や学生会館との明確な区別はありません。また、仕事の都合で家事を行うのが難しい社会人に向けた下宿も存在します。下宿は日本に古くから存在する形態ですが、近年はアパートやマンションなどプライバシーが確保された住居に住む人が増えていることから、部屋を間借りするというスタイルは減少傾向にあります。現在では、“学生などの若い人が親元を離れて一人暮らしすること”を下宿と呼ぶようにもなっています。この意味で使う場合、アパートやマンション、学生寮など、どこに入居するかは特に問われません。