粘土を主原料に、頁岩(けつがん)などを混ぜて型に入れて形成したものを、窯で焼き固めた直方体の建築材料のことをいいます。赤茶色で直方体が一般的な形で、耐久性、防火性に優れるのが特徴です。昔は構造材として多く用いられていましたが、耐震性に難点があり、現在は化粧レンガなどの仕上げ材として用いられることが多いです。普通レンガ、耐火レンガ、異形レンガ、軽量レンガなどの種類があり、それぞれ、普通レンガ=210×100×60ミリ、耐火レンガ=230×114×65ミリなどと、その寸法が定められています。また洋風の雰囲気を出すため、木造や鉄筋コンクリート造の表面に張り付けるレンガ風のタイルもあります。