ポリカーボネートとは、熱可塑性プラスチックの一種です。ドイツのバイエル社(Bayer AG)が開発した素材で、建材としてもさまざまな用途で使われています。ポリカーボネートには、ガラスよりも強い耐衝撃性に加えて高い透明性のほか、変形しにくい、破損の際に飛び散らない、力を入れればカットすることができるなど、さまざまな長所があります。また重量も軽く、紫外線をカットする性能なども有していることから、カーポートの天井素材やベランダの外壁、建物内の間仕切り、サンルームの壁など、あらゆるところで使われています。一方で高温多湿に弱い、アルカリ剤などによって劣化する、傷に弱いなどの短所がありがます。そのため、ディスプレイや装飾が目的の用途にはあまり向いていません。