パッシブデザイン(ぱっしぶでざいん)

パッシブデザインとは、太陽や風、地熱といった建築物の周囲にある自然エネルギーを活用して、できるだけ機械に頼らずに快適な室内空間を実現する設計手法です。冷暖房などにかかる電気やガスの使用量を抑えることで、省エネルギーにも寄与します。パッシブデザインには、5つの要素があります。「断熱」によって、外気の影響を受けにくくなり、冬に少ない熱で室内が暖まり、暖房をつけている部屋とつけてない部屋の温度差が小さくなります。「日射遮蔽」によって、夏に窓から入る日射量を抑えて、室内を涼しくします。「自然風利用」は夏などに外気温よりも室内が暑いときに、通風することで熱を逃がすものです。「昼光利用」は日中に照明器具を利用しなくても、室内が明るいように窓から入った光が奥まで届くようにします。「日射熱利用暖房」は冬に室内に取り込んだ日射熱を蓄熱し、暖房として利用するものです。

Fudousan Plugin Ver.6.4.0