バロック様式(ばろっくようしき)

16世紀から18世紀初頭にかけてヨーロッパ各国に広まった建築・美術・文化の様式概念です。建築では、複雑さや多様性を示すため、豪華な装飾や曲線・楕円などのデザインが多く用いられています。特に室内空間の複雑な構成は他の建築様式とは異なり、彫刻や絵画を含めた様々な装飾によって空間を構成しています。バチカン市国のサンピエトロ大聖堂、イギリスのセント・ポール大聖堂、フランスのベルサイユ宮殿、ドイツのツヴィンガー宮殿など代表的な建築物が多くあります。また、「バロック」の語源は、過剰な装飾を比喩したポルトガル語の「barroco(バロッコ:歪んだ真珠)」が由来といわれています。

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