バラ窓(ばらまど)

ゴシック教会建築などのファサードに、バラの花のような形にステンドグラスがはめ込まれた円形の窓のことです。円花窓、車輪窓とも呼ばれます。キリストを太陽になぞらえて造った円形の窓から発達したもので、その最も古い例は12世紀イタリアの聖堂にみられます。フランスのゴシック大聖堂でそれまでよりも大型のものとなり、美しいステンド・グラスがはめ込まれるようになりました。聖書主題による図像が主ですが、星座、自由七科、四季など象徴的意味をもつ種々のモティーフも見られます。

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