ハートビル法とは、高齢者や障害者が利用しやすい建築を促進するための法律です。
1994年に制定された「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」の略称です。
ハートビル法は、デパートやホテル、映画館など不特定多数の人が利用する建物に対して、「出入口」「廊下」「階段」「トイレ」「駐車場」など、車椅子でのスムーズな利用などができる増改築を促しています。また、2003年の改定では、対象が学校や事務所、工場、共同住宅などに拡大され、2000平方メートル以上の特定建築物には、必要な措置が義務付けられました。優良な建築物に認定されると、所得税・法人税の割増償却措置や日本政策投資銀行などの融資制度、建築基準法の特例措置などが受けられます。