ノーマライゼーショ(のーまらいぜーしょん)

ノーマライゼーションとは、高齢者や障がい者が健常者と同じくノーマルに生活できるような社会にするべきという考え方のことです。福祉の現場では特に理解しなければならない考えとされており、住宅においても取り入れられています。床の段差をなくす、壁にスロープを取り付けるなど高齢者や障がい者が利用しにくいバリア(障壁)を取り除くバリアフリーは、ノーマライゼーションの一環です。ユニバーサルデザインに意味が似ていますが、こちらは高齢者・障がい者に限らず国籍や文化、性別なども含めてすべての人が使いやすいようにするという考え方です。後から障壁を取り除くのではなく、最初から使いやすくデザインする意味もあります。ノーマライゼーションの考えが生まれたのは第二次世界大戦終了直後のデンマークで、その後世界中に広まりました。日本にも公益財団法人ノーマライゼーション住宅財団という組織があり、理念の普及啓発事業に取り組んでいます。

Fudousan Plugin Ver.6.4.0