中世ゴシックの建築物に見られる、窓の上部やばら窓に設置した装飾用の桟のことです。「トレーサリー」の間にステンドグラスをはめ込んだものが多く見られます。一般には石造で、薄い石板をくり抜いたものを「プレート・トレーサリー」といい、棒状の石材を幾何学的な複雑な模様に組み合わせたものを「パレート・トレーサリー」といいます。後に木製や金属製のものも作られ、ゴシック建築を様式で区分する際は、天井やトレーサリーの形状などから区別します。
中世ゴシックの建築物に見られる、窓の上部やばら窓に設置した装飾用の桟のことです。「トレーサリー」の間にステンドグラスをはめ込んだものが多く見られます。一般には石造で、薄い石板をくり抜いたものを「プレート・トレーサリー」といい、棒状の石材を幾何学的な複雑な模様に組み合わせたものを「パレート・トレーサリー」といいます。後に木製や金属製のものも作られ、ゴシック建築を様式で区分する際は、天井やトレーサリーの形状などから区別します。