チッペンデール様式(ちっぺんでーるようしき)

イギリスで18世紀中ごろに活躍した家具作家トーマス・チッペンデール(1718年〜1779年)による家具の様式です。「クイーンアン様式」の変形である「チッペンデール様式」は、ジョージアン中期を代表する様式で、それ以前の富裕層向けの宮廷様式の家具を、市民の生活環境に合った機能的で洗練されたスタイルに転換させました。チッペンデールはたくさんの家具を作りましたが、中でも椅子のカブリオール・レッグ(猫脚)、リボン・バック(背にロココ風のリボン付き)、シノワズリー(背や脚が直線的で竹に似た中国風の装飾)がよく知られています。

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