スクラッチタイル(すくらっちたいる)

櫛で引っかいたような細い溝の模様があるタイルのことをさします。
表面に釉(うわぐすり)を施さない無釉(むゆう)タイルで、原料に含まれる鉄分などの影響で赤茶色ものが多く、素焼きの素材感があります。主に外壁等の外装に用いられ、光に対する反射がほとんどないため、陰影を利用した重厚感が表現しやすいのも特徴です。昭和初期に一時的に流行し、当時の建築物にスクラッチタイルが多く使われています。

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