ジョージアン期と呼ばれる、イギリスのジョージ1世から4世(1714年〜1830年)の時代に流行した様式です。「ジョージアン様式」は、ネオクラシシズム(新古典主義)を基調とした、厳格な直線構成と優美なデザインが特徴で、家具などの素材もそれ以前のオークやウォールナットからマホガニーが使われるようになりました。 当時のイギリスは、目覚しい経済成長とともに多数の優れたデザイナーを輩出しており、チッペンデール、ヘップルホワイト、シェラトンなどもこの時代に活躍しています。芸術的にも文化的にも洗練され、家具生産の黄金期に発展したのがこの様式です。また近年日本での注文住宅では輸入住宅として左右対称で総二階建てが基本の、威風堂々とした佇まいが特徴で外壁には煉瓦が用いられています。特に英国式集合住宅の基礎として普及したと言われています。