「チッペンデール様式」「ヘップルホワイト様式」と並ぶ、18世紀イギリス家具の3大流行様式の1つをさします。18世紀後半から19世紀前半にかけて、イギリスの家具デザイナーであるトーマス・シェラトン(1751年〜1806年)に代表される家具様式のことです。
チッペンデールとヘップルホワイトから影響を受けるとともに、フランスのルイ16世様式からも影響を受けています。細い材を使用し、垂直線を強調したシンプルで軽快なフォルムが特徴で、装飾モチーフにバラ・壷・ベルフラワー(キキョウ科の花)などが用いられています。チェアにも秀作が多く、脚の先が細くなった優美なデザインが特徴です。