グラスウールとは、断熱材や吸音材として使われる綿状になったガラス繊維のことです。
溶かしたガラスを遠心力で吹き飛ばして綿状にした繊維に、少量の結合材(フェノール系樹脂)を加えて固めたもので、繊維サイズは直径4〜8ミクロン、長さ10ミクロン以上の短繊維で、不燃材料です。
グラスウールは、ガラス繊維の間に大量の空気を含んでいて、その絡み合った細いガラス繊維が空気を動きにくくし、全容量の約98パーセントを占める空気が優れた断熱効果を発揮します。また騒音や雑音は、複雑に交錯するグラスウールの繊維を通る間に吸収されます。
グラスウールにはさまざまな製品があり、密度を高くしたり、繊維径を細くしたりすることで断熱性能が異なります。性能のバリエーションが豊富なので、断熱計画によって最適なものを選択することが可能です。