クリ(栗)(くり)

クリ(栗)とは、一般的には秋の味覚としても有名な木のことですが、住宅建築関連においては10〜20cmぐらいに砕いた石のことをいい、ほかにも栗石、割栗石、ぐりなどと呼ばれます。大きさはあくまで目安で明確な基準はありませんが、栗の実よりも大きなものは玉石、小さなものは砂利と分類されます。素材は花崗岩や安山岩、砂岩などさまざまです。クリの用途は主に畳石や敷石、基礎工事における地固めなどです。畳石・敷石としては、もともと茶席の軒などを中心に使われていましたが、現在では一般的な住宅でもガーデニングや庭園づくりなどで広く使われるようになっています。地固めに使う場合、まずは根切り工事で地面を掘ったところにクリを敷き詰めていき、その隙間を目つぶしとして砂利で埋めて、最後にコンクリートを打設します。このようにすることで、コンクリートと地面がつながり地盤が安定します。

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