エリザベス様式(えりざべすようしき)

16世紀後半のイギリスで、エリザベス1世が在任していた時代の様式のことをさします。イギリス・ルネサンスの初期の建築様式としても知られています。イギリスの場合、地理的な問題からルネサンス様式は他のヨーロッパ諸国に比べて遅めの流行でしたが、その分イギリスのゴシック様式を受けた直線的で実用性を重視したデザインと、イタリアのルネサンス様式が融合する独自の様式になり、これがエリザベス様式の特徴にもなりました。また建物においては、急勾配の切妻屋根や、柱・梁・筋交いなどを外部に露出したり、構造体そのものがデザインの一部になっていて、全体的に直線的なデザインが特徴です。

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