アール・ヌーボー(あーる・ぬーぼー)

アール・ヌーボーは、1890年頃から1910年頃までヨーロッパを中心に開花した自由で奔放な造形運動と建築、家具、装飾などの様式のことをいいます。フランス語で「新しい芸術」を意味します。花や植物などの有機的なモチーフや曲線を多く取り入れた、非対称で有機的な曲線が特徴です。従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材も多く用いられています。影響を受けた分野は建築、工芸品、グラフィックデザインなど多岐にわたりますが、建築や家具では、ビィクトール・オルタ、ヴァン・デ・ヴェルデ、エクトール・ギマールなどの作品が典型とされています。また、スペインのアントニ・ガウディにも共通性が見られます。

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