アラベスク(あらべすく)

イスラム美術の装飾文様の一様式です。モスクの壁面装飾として広く用いられ、アラビア模様とも呼ばれています。ルネサンス期以降は、ヨーロッパにも広まりました。植物の蔓・葉・花を模ったものや、星形などの幾何学図形を反復し、左右対称で連続性を重視した模様を構成します。幾何学模様が用いられる理由は、人物を描くこと(偶像崇拝)を禁じるスンニ派のイスラム的世界観に基づいていると言われています。植物や動物を主題にして複雑な文様を描いたアラビア風の文様を意味することもあります。

Fudousan Plugin Ver.6.4.0