つくばい(つくばい)

漢字では「蹲踞(つくばい)」または「蹲(つくばい)」。茶室のある日本庭園に置かれており、石を削って作られた「手水鉢」(ちょうずばち)などのこと。鉢が低く構えられ、使うときにつくばう(しゃがむ)ことからその名がつけられています。「手水鉢」のみのつくばいもありますが、役石として「前石」「手燭石」「湯桶石」「水門」がそろうことで、本格的なつくばいとして認められるのが一般的です。もともとは茶室に入る前に、手を清めるために作られたものですが、海外で再現されている日本庭園には、茶室がなくても和の趣を演出できる小道具として、つくばいを設置しているものもあります。

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