不動産購入は、多くの人にとって人生の大きな決断です。
不動産購入によって、生活の質が向上したり、安定した生活設計を立てるきっかけとなる場合も多くあります。
本記事では、不動産購入のメリットについて詳しく解説し、新築不動産や中古不動産、マンション、土地の購入、それぞれのデメリットについて触れていきます。
目次
Toggle不動産購入の4つのメリット
不動産購入は、安定した住まいの確保・信用度の向上・将来の安心感など、様々なメリットをもたらします。
また、自分のライフスタイルに合わせた住環境を作り出すことができる点も、大きな魅力です。
はじめに、不動産購入の4つのメリットをご紹介します。
資産になる
不動産は、住宅ローンの支払いが完了すれば、ご自身の資産となります。
資産であるため、貸し出して賃料(家賃)を得たり、 売却して売却益を得ることも可能です。
また、所有者が亡くなった場合は、子供などに相続させることもできます。
これらは、家賃を払い続けても物件が資産にはならない、賃貸との大きな違いです。
信用度が高まる
不動産を所有することで、金融機関からの信用度が高まります。
これは不動産が担保になるためです。
不動産という担保を所有していることで、教育ローンや自動車ローン、クレジットカード等の審査が通りやすくなったり、より良い条件で融資を受けられる可能性があります。
老後の見通しが立てやすい
自分の家を持つことで、老後の生活費を抑えることができます。
賃貸物件に住み続ける場合、家賃の支払いが続くため、老後の経済的負担が大きくなる可能性があります。
一方、住宅ローンを完済した持ち家であれば、その心配がありません。
リフォームやDIYが自由にできる
賃貸物件はリフォームやDIYが制限されていたり、 完全に禁止されているケースもあります。
一方、持ち家はご自身が所有者ですので、リフォームやDIYを自由に行うことができます。
自分の好みに合わせて内装・設備を変更することで、ご自身の趣味を反映させたり、より快適な生活空間を作り出すことが可能です。
また、家族の成長やライフスタイルの変化に応じて、柔軟に増改築できる点も魅力です。
新築不動産を購入するメリット・デメリット
次に、不動産の種類ごとに、購入するメリットを見ていきましょう。
はじめに、新築不動産を購入するメリットとデメリットをチェックします。
新築不動産を購入するメリット
新築不動産は、新しい住環境で快適な生活が送れる点が大きなメリットです。
また、エネルギー効率の良い設備や最新のセキュリティシステムなど、最新設備の導入も容易です。
さらに、新築住宅は3年間、固定資産税が1/2に減額されます。(マンションは5年間)
新築不動産を購入するデメリット
新築不動産購入のデメリットとしては、まず、中古物件と比較して購入価格が高いことが挙げられます。
加えて、人気エリアの場合はすでに埋まっていることも多く、希望通りの新築物件が見つからないこともあります。
また、建売ではなく注文住宅の場合は、事前に物件の現物が見られないため、建築後にイメージと異なるリスクもゼロではありません。
さらに、建材や塗料などの化学物質が原因で、シックハウス症候群の症状が出るケースがあります。
中古不動産を購入するメリット・デメリット
続いて、中古不動産を購入する際のメリットとデメリットについて見ていきます。
中古不動産を購入するメリット
中古不動産を購入するメリットとして、まず購入価格が新築に比べて安いことが挙げられます。
これにより、予算内で希望するエリアに住むことが容易になります。
元々の価格が手頃なため、 全面的なリノベーションやリフォームもしやすいでしょう。
また、交通の便や周辺環境が整っているなど、立地条件が良い物件が売り出されるケースも少なくありません。
中古不動産を購入するデメリット
築年数が経過している中古不動産では、修繕やリフォーム、メンテナンスが必要なケースもあります。
また、設備や内装が古かったり、 最新の耐震基準を満たしていない場合もあります。
さらに新築物件と比較して、瑕疵担保責任の保証期間が非常に短いケースが多いです。
マンションを購入するメリット・デメリット
次に、マンションを購入するメリットとデメリットについて考えてみましょう。
マンションを購入するメリット
マンションを購入するメリットとして、まずセキュリティがしっかりしている点が挙げられます。
オートロックや防犯カメラが設置されていたり、管理人さんが常駐するケースも多く、安心して生活することができます。
また、エントランスなどの共用部分の清掃を管理会社や大家さんがするほか、定期的な修繕なども実施されるため、メンテナンスも楽です。
マンションを購入するデメリット
マンションの購入にはデメリットとしては、管理費や修繕積立金がかかる点があげられます。
これらの費用は毎月の支出となるため、長期的な負担です。
この他、隣人とのトラブルが発生するリスク、戸建てほど自由にリフォームができない場合がある、駐車場代がかかる、などの点もデメリットと言えるでしょう。
土地を購入するメリット・デメリット
続いて、土地を購入する際のメリットとデメリットについて見ていきます。
土地を購入するメリット
土地を購入すると、自由に建物を建てることができます。自分の理想の家を建てることができ、ライフスタイルに合わせた設計が可能です。
あるいは、建物を建てず駐車場などにすることで、利用料を得ることもできます。
さらに、建物は築年数に応じてどんどん不動産価値が下がりますが、土地はその限りではありません。
都市部、人気エリア、再開発の予定がある地域などは、将来的に価値が上がる可能性があるため、資産形成においても有利です。
土地を購入するデメリット
土地購入のデメリットとしては、まず、建物を建てるための費用がかかる点があげられます。
また、インフラ整備が必要な場合があり、上下水道や電気、ガスなどの設備を整えるための追加費用が発生することがあります。
なお、土地を購入すると建物の有無にかかわらず、固定資産税がかかります。
不動産購入に向いている人
ここまで、様々な不動産の購入ケースについて見てきましたが、以下のような人は、不動産購入に向いています。
- 長期的な視点で資産を形成したい人
- 安定した住環境を求める人
- リフォームやDIYを自由に楽しみたい人
- 複数台の車を所有する人/所有したい人
- 子供などに住まいを残したい人
- 子供が多い人
- 犬や猫など複数匹のペットを飼っている人
- 金融機関からの信用度を高めたい人
- 自分の好みに合わせた住環境を作りたい人
- 不動産を賃貸物件・駐車場として運用したい人
- 老後の家賃支払いを避けたい人 など
まとめ
不動産購入には、多くのメリットがある一方、不動産の種類ごとにいくつかのデメリットも存在します。
新築不動産や中古不動産、マンション、土地の購入にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、ライフスタイルや将来の計画などに合わせて選ぶことが重要です。
この記事を参考に、ご自身やご家族に最適な不動産購入を検討してください。
