LDK? BR? 間取り図の「20の略語」をマスター! Top » お役立ち情報 » LDK? BR? 間取り図の「20の略語」をマスター! 間取り図を見ていると、さまざまな略語が使われていることに気づくでしょう。これらの略語は、不動産業界では長年使われてきましたが、一般の方では意味をきちんと理解していない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、間取り図でよく使われる略語とその意味について詳しく解説。ぜひこの記事で略語に強くなり、 スムーズな住まい探しを実現してください。 目次 Toggle 間取り図の略語とは見取り図になぜ略語を使うの?部屋のタイプに関する略語LDKLDK表記のバリエーションLDKの広さの規定DKDKの広さの規定K/RRFBR/MBRSRJR通常の部屋とは異なるスペースの略語WCCLPRUB/BRWIC/WCLSICSBその他の略語RACWMBPSTRまとめこの記事を書いた人関連投稿: 間取り図の略語とは 間取り図の略語とは、住宅や建物の間取りを示す際に使われる短縮された表記のことです。これらの略語は、部屋の種類や用途、配置などを簡潔に示すために使われます。 見取り図になぜ略語を使うの? 略語を使う主な目的は、スペースの節約です。間取り図や物件情報のスペースは限られているため、略語を使うことで情報をコンパクトにまとめることができます。また、略語を使うことで、間取り図が視覚的に整理され、見やすくなります。実際に、略語の知識があれば、物件情報を一目で理解することが可能です。 部屋のタイプに関する略語 LDK LDKの「L」はLivingの頭文字でリビング、「D」はDiningの頭文字でダイニング、「K」はKitchenの頭文字でキッチンを意味します。そして、LDKは「リビング、ダイニング、キッチンが一体となった空間」を指します。例えば「2LDK」は、リビング・ダイニング・キッチンと、2つの居室がある間取りです。 LDK表記のバリエーション LDKは、以下のように表記されることもあり、それぞれに意味が異なります。L・DK: 居間を独立させ、ダイニングとキッチンが一体となった空間を指します。LD・K: キッチンを独立させ、リビングとダイニングが一体となった空間を指します。L・D・K: リビング、ダイニング、キッチンがそれぞれ独立した空間を指します。 LDKの広さの規定 公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の規定では、1LDKにおけるLDKの広さは8畳以上、2LDKにおけるLDKの広さは10畳以上と定められています。 DK DKは、ダイニングとキッチンが一体となった空間を指します。例えば「2DK」は、2つの居室とダイニング・キッチンがある間取りです。 DKの広さの規定 公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の規定では、1DKのDKの広さは4.5畳以上、2DKのDKの広さは6畳以上と定められています。 K/R Kは、キッチンのみの空間を指します。例えば「1K」は、1つの寝室とキッチンがある間取りです。一方、Rは、Room(部屋)の頭文字です。例えば「1R」は、玄関・居室・キッチンが一体となった間取りです。 RF RFはLoftの頭文字で、ロフトを意味します。天井近くに設けられた収納や寝室として使えるスペースです。RFは、限られた空間を有効活用するために設けられ、収納スペースや子供の遊び場、寝室として利用されます。 BR/MBR BRはBedroomの頭文字で、寝室を意味します。クローゼットなどが設置され、主に睡眠をとるための部屋です。夫婦が使用する主な寝室は「MBR」(メインベッドルーム)と記載されるケースもあります。 SR SRはService Roomの頭文字で、サービスルームを意味します。通常の居室としては使えないものの、収納や書斎、ゲストルームなどに活用することもできます。サービスルームは、窓が小さいか、ない場合が多く、居住スペースとしては適していませんが、収納や趣味の部屋として利用されます。 JR RはJapanese Roomの頭文字で、和室を意味します。畳が敷かれた日本伝統の部屋です。和室は、床の間や襖、障子などが特徴で、客間や寝室として利用されます。 通常の部屋とは異なるスペースの略語 WC WCはWater Closetの頭文字で、トイレを意味します。通常は独立した小さな部屋として設置されます。 CL CLはClosetの頭文字で、クローゼットを意味します。衣類や日用品を整理整頓するための収納スペースで、寝室や廊下に設置されることも多いです。 PR PRはPowder Roomの頭文字で、洗面所や脱衣所を意味します。主に洗顔や歯磨き、化粧をするための場所で、鏡が設置されていることも多く、脱衣所としても利用されます。 UB/BR UBはUnit Bathの頭文字で、ユニットバスを意味します。浴槽、洗面台、トイレが一体となったバスルームです。ユニットバスは、工場で一体型として製造され、現場で組み立てられるため、施工が簡単でコストが抑えられます。また、ユニットバスではない浴室の場合などはBR(BathRoomの頭文字)と表記されることもあります。ベッドルームと同じ表記なので、少し注意が必要です。 WIC/WCL WICもしくはWCLは、Walk-In Closetの頭文字で、ウォークインクローゼットを意味します。人が中に入って歩けるほどの広さのクローゼットです。衣類や靴、バッグなどを収納するためのスペースで、収納力が高く、整理整頓がしやすいです。 SIC SICはShoes-In Closetの頭文字で、シューズインクローゼットを意味します。靴を収納するためのクローゼットです。玄関近くに設置されることが多く、靴だけでなく、傘やコートなども収納できます。 SB SBはShoe Boxの頭文字で、靴箱を意味します。靴を収納するための箱や棚で、玄関近くに設置されることが多く、靴の整理整頓に役立ちます。 その他の略語 R RはRefrigeratorの頭文字で、冷蔵庫置場を意味します。キッチンの一部に設けられることが多く、冷蔵庫のサイズに合わせて設計されています。「1R」(玄関・居室・キッチンが一体となった間取り)と表示が似ているので、ご注意ください。 AC ACはAir Conditionerの頭文字で、エアコンもしくはエアコンの設置場所を指します。室内の温度や湿度を調整し、快適な居住環境を提供するエアコンですが、機器が実際に設置してあるのか、単なる設置場所を示しているのかは、確認しておきましょう。 W Washing Machineの頭文字で、洗濯機置き場を意味します。通常は洗面所やバスルームの近くに設置されることが多いですが、外に設置スペースがある物件もあるため、 物件選びの際に必ず確認しておきましょう。 MB MBはMeter Boxの頭文字で、メーターボックスを意味します。電気やガスのメーターが設置されているボックスです。メーターボックスは、建物の外壁や共用部分に設置されることが多く、検針員がメーターを確認しやすい場所にあります。 PS PSはPipe Spaceの頭文字で、パイプスペースを意味します。配管が通るスペースです。給水管や排水管、ガス管などが通るためのスペースで、通常は壁の中や床下に設置されています。 TR TRはTrunk Roomの頭文字で、トランクルームを意味します。物を収納するためのスペースです。主に大型の荷物や季節物の収納に利用されます。 まとめ 間取り図の略語を理解することは、物件選びにおいて非常に重要です。今回ご紹介したように、略語や表記の知識がないと、部屋数や間取りを勘違いするケースもあります。なお、不明な略語があれば、必ず不動産会社に質問しましょう。一度略語に慣れてしまえば、物件の特徴やレイアウトを直感的に把握するのに役立ちますので、この記事で紹介した略語を参考に、効率的な物件探しを実現してください。 この記事を書いた人となりの不動産相談室 編集部宅地建物取引士、管理業務主任者、ファイナンシャルプランニング技能士、簿記、上級ウェブ解析士など様々な分野の資格を保有している編集部スタッフが「暮らし」に役立つ知っておきたい情報をお届けします。 関連投稿: 【後悔しない選択】エレベーター無し賃貸が向いている人/向いていない人 【家計が助かる】ガス代を節約する30の方法! 引っ越しで自転車をどうする? 選択肢別の手続きや注意点